サン・レオナルドの歴史は古く、それは1000年以上前、
トレンティーノ・アルト・アディジェの南部にあるヴァッラグレイナ渓谷から始まる物語です。
始まりは西暦900年に立てられた小さな教会で、それは中世期終り頃に修道院となり、
18世紀からこの修道院でワイン造りが行われていたのです。
それから300年以上もの間、サン・レオナルドを所有するゴンザーガ侯爵家によって運営されてきました。

ワイン造りの転機は、1982年、侯爵カルロが“サン・レオナルド”を初めて造ったときに訪れました。
大きな技術革新を取り入れたそのワインは、類まれなエレガンスと個性で瞬く間に有名になり、
現在ではイタリアワインを代表するトップクラスのワインと評価されています。

1982年から造り続けているこのワインは、今もなお同じ造り方、同じブレンドで造られています。

その後、侯爵カルロと共にワイン造りを行ったのは、
イタリアにおけるボルドーブレンドの醸造家として最も優秀なジャコモ・タキス氏でした。
彼らは「世界的に有名なイタリアワインを造ることで、イタリアの国に貢献できる」と考えていました。
タキス氏は15年間、サン・レオナルドで務め、
その後、イタリアを代表する次世代の敏腕醸造家、カルロ・フェリーニ氏がその意志を受け継ぎました。

現在も侯爵カルロとその息子アンセルモがワイナリーを管理しています。
サン・レオナルドが目指すのは、エレガントで繊細でありながら、
長期熟成に耐えうるワインを造ることです。
2010年から有機栽培を取り入れています。
ワイン1本1本に情熱をこめ、職人による手造りで造られ、
畑を取り囲む偉大な山々による素晴らしいテロワールの特質を忠実に表現した、唯一無二のワインです。